
食の三原則
食事道について
世界からも注目される「日本型食生活」の基本となるのが、
先人の知恵がつまった「食の三原則」という考え方です。
自然の恵みに感謝し、命をいただくことを大切にしながら、
季節や体調に合わせた食事を意識することで、
健康を守りながら、環境にもやさしく、素材本来の美味しさを楽しむことができます。
日本には、華道、茶道、書道、香道など、
さまざまな文化を「道」として大切にする伝統があります。
武士道や、柔道・剣道などのスポーツもそのひとつ。
こうした日本の精神を受け継ぎ、「食の三原則」を基にした考え方を
「食事道」と名付け、
その普及と実践に力を注いできました。
まずは、できることから「食事道」を取り入れてみませんか?

伝統的な日本型食生活がお手 本
食事の基本は、未精白の穀物を中心に、季節の野菜や海藻を取り入れることです。おかずを食べすぎないようにして、食事の半分はごはんや穀物で満たすことが大切なポイント。肉類、卵、乳製品は控えめに。イメージとしては、昔ながらの日本の食文化に基づいた食事です。
SDGsにも貢献!
食事道から、環境と未来を考える。
地球環境を守るために、私たちができることは意外と身近にあります。その一つが、毎日の食事の選択です。
例えば、「適応食」として米を選んで食べることで、田んぼを守り、洪水を防ぐことに繋がります。「身土不二」の考え方に基づき、地元で採れた作物や食品を使 うことで、自然資源の無駄を減らすことができます。また、「一物全体食」の実践により、食材の廃棄を減らし、食品ロスを防ぐこともできます。小さな選び方が、地球にとって大きな力となります。

食事道の3つの基本
食事道を実践するためには、まず3つの基本を押さえることが大切です。
これは「自然に沿って生きる」という考えを具体的に示したものなので、すんなり理解できるはず。
この3つを意識しながら、まずは実践してみましょう!
適応食
てきおうしょく

日本人に適した、米を中心とする穀物や野菜中心の
日本の伝統食を心がけましょう。
しんどふじ
身土不二

自分の住む土地で取れた
旬のものをいただきましょう。
いちぶつぜんたいしょく
一物全体食

食物は全体でひとつの命。
それを丸ごといただきましょう。